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    『チャイナシンドローム』

    【あらすじ】  取材中に起こった原発事故。女性リポーターとカメラマンはそのフィルムをスクープとして報道しようとするも、圧力がかかり中止となる。しかし撮影したフィルムの検証によって大事故が起きる寸前であったことが判明する。…

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    『氷の国のノイ』

     氷の国アイスランドの高校生、ノイ。夢もなく、勉強や努力も放棄したまま過ごす日々。積極性は皆無であるが、反発とニヒルな態度は一人前。そんな彼は、自分だけの地下室にこもり、南国に夢を見る。そして理想と現実の距離を、稚拙な方…

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    『カッコウの巣の上で』

     刑務所の強制労働から逃れるために、精神異常を装う主人公。彼が精神病院で見たものは、薬物治療と婦長に怯える患者たちだった。婦長の圧政に反撥した主人公は、病院からの逃走を図ろうとする。 この映画の面白い所は、病院内の人間関…

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    『フィツカラルド』

     主人公フィツカラルドは、アマゾンの奥地にオペラハウスを建設するという夢を持っていた。 しかしそれは莫大な費用がかかる夢であり、常識を超えた発想であった。 彼は資金を捻出するため、とてつもない計画を立てそれを実行しようと…

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    『バートン・フィンク』

     主人公はニューヨークでは名の知れた劇作家。その才能を認められてハリウッドへ呼ばれる。しかしそこで命じられたのは、「B級レスリング映画」の脚本だった。理想を捨てるよう迫られた主人公は、脚本執筆が困難となってしまう。そして…

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    『パードレ・パドローネ』

     厳格な父の圧政によって抑圧状態にあった少年。かれは小学校から連れ出され羊飼いにさせられる。文盲のまま育った主人公は、やがて徴兵によって父親から解放される。そして言葉をむさぼるように覚えて行くのであった。 これはイタリア…

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    『ライフ イズ ベースボール』

     劇作家である主人公が勝負をかけた舞台。その初日に”皆殺しの天使”と呼ばれる批評家がやってくる。 しかもその日は、崇拝するレッドソックスのワールドチャンピオンがかかった日。彼は舞台の初日から逃避するように、バ…

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    『軽蔑』

     難解と言われるゴダールの映画。しかしこの「軽蔑」は比較的にシンプルでわかりやすい。ある脚本家が映画製作に携わり、 その過程で精神が崩れはじめる。それは私生活へも影響を及ぼしていく。ゴダールの当時の私生活がそのまま演出に…

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    『孤独の報酬』

    「ifもしも」で知られるリンゼイ・アンダーソン監督の長編映画一作目。身の丈に合わない女性を我が物にすべく、炭坑夫からラグビー選手へと転身する男。しかし階級という見えない構造はそれをゆるさない。 この映画は丁寧な心理描写と…