• 古賀ヤスノリ イラスト

    『プリズナーズ』

     娘を誘拐した容疑者は、証拠不十分で釈放される。事件を追う刑事の捜査手法に不満を持った父親は、一線を超えた方法で事件の解決を図ろうとする。 敬虔なる父親が、娘を救うために自身の信仰を捨てる行動にでる。信仰に背くことは自分…

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    『ゴーストライター』

     元英国首相のゴーストライターであったマカラの自殺によって、あらたなゴーストライターに任命された主人公。アメリカ滞在中の首相の下で自伝に取り掛かるが、マカラが書いた初稿を探究するうちに、自分とマカラが不気味な重なりを見せ…

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    『フォックスキャッチャー』

     レスリングの金メダリストである主人公は、大富豪ジョン・デュボンからの融資を受けレスリングチーム、フォックスキャッチャーの結成を任される。世界一を目指すために結成されたチームは、やがてデュボンの精神疾患によって生み出され…

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    『ミラーズ・クロッシング』

     禁酒法時代のマフィアの抗争を描いた、コーエン兄弟初期の傑作。 対立するアイルランド系マフィアとイタリア系マフィア。その間を飄々と渡り歩く主人公トム。そのクールさこそがこの映画の売りである。 時代を意識した世界観、特に美…

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    『エレメント・オブ・クライム』

     犯罪捜査のため、カイロからヨーロッパへと赴いたフィッシャー。彼は、警察学校の恩師オズボーンが記した「犯罪の原理」の方法をもとに捜査を始める。その捜査方法とは、犯罪者の心理状態に同化するという危険な手法であった。 全編セ…

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    『スリーピー・ホロウ』

     ティム・バートン作中で最も美しい映画。このような、アンドリュー・ワイエスの水彩画のごとき世界観は二度と作れまい。「首なしの騎士」という迷信めいた主題を、主人公が“科学の目” で追っていくあたりの面白さ。リアリズムで迫り…

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    『ドラゴン・タトゥーの女』

     この映画の主人公はジャーナリストである。そして物語も彼を軸として、謎の失踪事件を追うかたちで展開していく。しかしタイトルが示すように、内容がどうであれこの映画は“ ドラゴン・タトゥーの女 ”なのである。その圧倒的な“ …

  • 『ノーカントリー』

     枯れた大地の広がるメキシコ国境地帯。そこで展開される時を越えた追跡劇。 公開当時に話題となった情なき殺人鬼は、アメリカ先住民のヘアースタイル。他の主要人物はみなカウボーイハットという出で立ちだ。この縮図は故郷を奪われた…

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    『ある殺人に関する短いフィルム』

    ある殺人者とある弁護士の物語。人はなぜ殺人を犯してしまうのか。そして殺人者を裁くことができるのか。映画の冒頭で弁護士はこう独白する「刑罰は復讐である」。 特殊なフィルターで撮影された、暗く視界の狭い映像。殺人者の心理と弁…

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    『裸のランチ』

     ウイリアム・バロウズの同名小説の映画化である。小説のほうは、文章を無作為に切り取りとって繋ぎ合わせるカットアップという手法がとられている。 つまり意味不明な体裁をしているのだ。それを映像化しようという発想が凄い。監督の…