夜の森では夜行性の動物が活動しています。陽光に照らされた昼間の動物とは違い、姿は見えません。しかし彼らは確実に存在し、太陽が眠ったときから活動を開始します。それらの痕跡は、朝になってやっと明るみにでる。人間の無意識も夜行性の動物のようなもの。意識している間は存在しないと(本人からも)思われています。しかし意識の監視がなくなると活動を開始します。後にその痕跡を発見しても、まさか自分がやったとは思えません。しかし無意識のない人などいないことを考えると、やはり気づかずにいろいろとやっていることは間違いないでしょう。
AUTOPOIESIS 0019./ illustration and text by : Yasunori Koga
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