『建築はどうあるべきか』

アンドレ・ルロワ=グラーン「芸術家の直観力は、過度の機械化に対する矯正手段となるのです」
(ヴァルター・グロピウス)
 
 建築界の巨匠、ヴァルター・グロピウスによる文化芸術論。グロピウスは序文において、「市民は文化のシンボルとしてのアポロンの力(知性)を回復させるよう、要求されている」としいます。芸術家と理解ある大衆が一体となって、はじめて真の文化が形成される。そのためには、すべての人に「かたちを創造する能力」をよみがえらせる必要がある。過度な産業化によって失われた、「美を直感する力」を復活させ、見えなくなった全体を再び浮かび上がらせる。建築を超えて芸術文化の再生を説く、美のための建築論です。

book / 018『建築はどうあるべきか』ヴァルター・グロピウス: Originally published in 1972
illustration and text by : Yasunori Koga

古賀ヤスノリHP→『Greenn Identity』

Scroll to top